事務職員協会の紹介

1.創立の経過

昭和23年11月8日札幌西高等学校において創立総会を開催。
〔北海道公立学校事務職員協会発足〕

 当時の学校事務職員は、いわゆる書記時代から学校事務職員として、質的・身分的にもその転換期にあり、学校事務の存在は社会的にも認識が薄いものでした。
 こうした中から全道の事務職員が結集しようという声が大きくなり幾多の困難を克服して「事務職員の資質の向上をはかる」「事務能率を高める」という二つを柱とした研究団体として創立までこぎつけ、本協会が誕生したわけです。

2.活動の目的・趣旨

 本会の目的は、会則第2条で示されているように、会員相互の親睦と緊密な連携のもとに学校教育事務の研究並びに会員の資質向上をはかることにあります。
 私達は教員のように、専門教育を受けてこの職業についたわけではありません。
 日常の業務をしながら仕事を覚えるということは、少ない行政職員の中では極めて困難であり、また教育委員会主催の研修会だけでは充分とはいえません。
 そこで、全道事務職員等と交流することにより、また研修の成果を発表する場として研究大会を開催することにより自己の研鑽を深めようとするものです。

3.組織・形態

全国公立高等学校事務職員協会
北海道公立学校事務職員協会  全道15支部

4.活動内容

(1)本部活動の内容

 次の2部制で各支部活動を集約し、連絡を密に年1回の全道研究大会を事業の中心として協会の運営にあたります。

  • 総務部~諸会議の招集・会の庶務一般・予算の執行・会員数の掌握・名簿整理
    研究大会の計画準備・会員の資質の向上・関係機関、各部との連絡調整
    広報活動(会誌、会報、速報の発行)・新会員への協会の紹介・協会ホームページの運営。
  • 研究部~研究課題の設定,整理,連絡・発表者の選考(全国,全道)・研究発表その他の指導連絡・研究記録の整理,研究成果の活用
    会員資質の向上のための基礎調査並びにテーマの設定・調査結果の分析と活用・各部,各支部,本部間の調査,連絡調整・会員の意識高揚対策・会員の意見集約,整理
    事務手引の編集,追録発行・様式類集の編集・特別支援学校専門委員会関係
  • 北海道公立学校事務職員研究大会
    本部,実行委員会が主管し8月夏季休業中に全道研究大会を行っています。
    各支部からの多数の研究発表等で有意義な大会となっています。
  • 全国公立高等学校事務職員研究大会
    全国を9ブロックにわけ輪番制で主管し夏季に全国大会を行っています。
    北海道からも毎年研究発表を行うと同時に多数の会員が参加しています。

(2)支部活動の内容

 各支部においては、学校数・地域性・人的構成等に相違があるため,その独自性を充分活かして積極的に活動を行っています。
 支部独自の日常研修・本部と協力しての研究活動成果の発表と会員相互の親睦と交流を目的とした福利厚生・情報としての広報誌の発行などをしています。